浅間山でセンサポッド運搬設置試験を行いました。

地形計測用センサポッドは、広範囲の地形を把握するために、地表から高い位置に設置する必要があり、かつ傾斜した地盤においても安定して設置されることが要求されます。特に、傾斜地にセンサポッドと三脚のセットを設置する場合、予め脚の開脚度や長さを調整した三脚を、斜面の傾斜方向に合わせて最適な向きで設置する技術が必要となります。

このため、三脚の設置方向を制御することが可能なデバイスを開発し、ドローンと三脚の間にセッティングしました。さらに、三脚を地面に設置したことを検知して自動的に方向制御デバイスから外すことが可能な把持装置も使用し、ドローンから懸架した三脚を傾斜地に設置する実験を行いました。実験の結果、三脚は傾斜地においても転倒せずに設置できることが確認できました。